ギンザグラフィックギャラリーでやっていたD-brosの展示「キギ展」を見逃しました。

金環日食は不吉だから見逃してもよかったのですが「キギ展」は連日大盛況で
ちょっと興味もあっただけに悔やまれます。
悔しいのでツイッターで「キギ展」とか検索してみると、美大生や若いデザイナーぽい
オシャレ人間たちのいいじゃんいいじゃん最高じゃんの嵐で余計腹が立ちました。

でもやっぱり見なくてよかったんじゃないかって気もしてきました。
いいんですよ、別に見てもね。だけどD-brosの仕事を見ることが一体何になろうか。
それに刺激を受けちゃっていいのか、みんな。
芸術家は大自然に、動物に、人に、世界に影響を受けて作品を生み出してきました。
言ってみればD-brosはそうやって生まれた産物に影響を受けた二次産物。
その二次産物を見て影響を受けるということは、誰かの排泄物から排泄物を
元にさらにを排泄するようなものじゃないんですか。
美大生やこれから活躍するデザイナーが、そんな排泄物に影響を受けてていいのか。


D-brosと言えばなんとも哀しい思い出の一つに、2008年にやったグループ展に出品した私の両開き豆本
『HALF&half』が、D-brosが同じ年に出したあの有名な『アンドゥ』に似てしまっていることがありました。
こちらが私の作品

こちらがDさんの

両方本を真二つに区切ってめくるというアイデアで、絵柄も似てなくもない・・・
(しかもこっちの方が劣化コピー)
Dさんのは4月に発行されていて、私のは8月だったので文句は言えませんね。
この時点で『アンドゥ』のことは頭になかったけれど、もしかしたら無意識に
目にしていたのかもしれません。
よって『HALF&half』はとても個人的には気に入っていますがお蔵入りです。
ウンコばかり食べているとこういう悲劇が起きてしまうのです。
悲劇と思わないで平気で発表する人も多いですけどね。
 一年ぶりのデザインフェスタでした。

数もそこそこ売れ、新しいお取引のお話もあって
意外な来訪者も多く、充実した行商でした。
今回は人通りも少ない気がして動員が少ないのかな?ウフフ
なんて思っていたら、過去最高の来場者数だったとか。
マジで!
さらに驚くべきことに、次回のブース申し込みが
販売開始即売り切れという非常事態に。
マジで!
すごいですね、ついにここまできたかと。
4〜5年前までは2、3ヶ月前でも大丈夫だったのに。
なんだかもう、おばさんはついていけない感じ…
というわけで、次回11月はまたお休み。


元暴力温泉芸者の中原昌也と高橋源一郎氏の対談で、
「やりたいことをやっているうちはアマチュア、別に
やりたくないのに尚やってこそプロ」という話がありました。
尊敬する宇野亜喜良さんもそんなことを言っていました。
「ん〜やりたいこととか夢って特にないんですよね〜ん」って。
プロですね、ほんとにプロです。
留学したいとか言ってるだけで何もしないヤツ、
ほんとに全然やりたいことなくてただ生きてる人。
やりたいことやって輝いてる人が一番かっくいー!って
専門学校のCMにもありそうですが、「やりたくないのにやってる人」に
比べたら前出の3人は大差ないのだなと思います。
デザインフェスタの会場にいて感じるのは毎回そんなことです。
「やりたくないのにやっている人」には神から与えられた
使命がある、責任がある。当人の夢や希望なんて関係なしに
それは「やらされる」のだと思います。
※ゴッホとか、完全にどう見てもやりたくてやってたとは思えないし。

私も中原昌也みたいに「いや〜パラパラなんて1ミリも描きたくないんだけど」って
言ってみたいな。
中原昌也はサブカル界のケダモノみたいな存在だけど、その音楽にも
エッセイや小説にも獣の鳴き声みたいに突き刺さってくるものがあって
常に気になる人です。

はじまりましたthe door next door展。
金〜日は私も常駐していたので、たくさんの方にお会いすることができました。

特に先週の日曜日は友人が一日店長の日として忙しく働く中、
私はやってくるお客さんとくっちゃべったり子供をいじったりなど
ちやほやされるだけの逆キャバクラ状態でバチが当たりそうでした。

個展を開くからみんな来てくれよなとか言って、はじめて描いたような絵を並べて
ねえねえどうどうテヘペロなんて、まるでコテンコテン詐欺のようですが、
思っていたよりも非常に高評価をいただけてありがたい気持ちでいっぱいです。
こんなことなら毎年個展をやりたいです。


特に文章の世界に携わる、久しぶりにお会いしたタカスギシンタロさんの
ご意見には気づきがありました。
私がパラパラでもなんでも非常によくやる、常識のどこか一点を変えて
概念を脅かすダジャレの手法を、「地口」というのだそうです。
「tamaxさんの作品は常に地口ですね!」と。


たとえば画像は今回の大きい作品のひとつ「パーティー」という絵ですが、
液体とその容器がズレていることで意味がゆらぐ感じ。

 
同じく液体がこぼれることとそれを拭くものである タオルの「意味をつなげる」ことで
また新たな地口効果が。

3枚目は「花の名前」という四部作ですが、花瓶にそれぞれの花の名前が彫られた
墓石の絵を焼きつけています。これも花瓶が花にとっての墓場であるというシャレ。


一般的な地口の例でわかりやすいのは「花より男子(だんご)」です。
花より団子をもじったダジャレでありながら、なぜかそこにもっと本質的な真理が
あるような気さえしてくる「地口」というのはそういう力があるのだそうです。
地口真理。(これもまた地口)

表現手法がなんであれ、私はずっと「地口」をやってきたんだなと
はじめて認識しました。
と、まあ小難しく分析してみましたが要は「オヤジギャグ」ってことですね。



こういう感じなんで個展って、ほんと作家の作家による作家のためのモノだなと
いう気がしてなりませんが、残りわずかの会期もやっていきたいと思います。 
私の後に控えているのは、カリスマイラストレーターの笹井一個さんです。
一個さん、まだなんにもやってないらしいですがどうにかなるでしょう。
http://icco.jp/
 宣言どおり、青山のArt-U roomゆうギャラリーで開催中の
アヌ・トゥオミネン「ブルー」展を見に行きました。
昨年から気になっていた北欧のおばさんアーティスト。
おばさんてほんと手工芸好きで、タオルを人形にしたりなんにでも
カバーをつけたりするおかんアートにはちょくちょく遭遇しますけど
北欧のおかんアートは違うね!

正直、青山をプラプラしていてたまたま入るような小さなギャラリーで
今回は展示数も少なく、わざわざ練馬からいさんで行く規模ではありませんでした…。
でもいいですね。一見品がいいようで、野蛮さが少しだけ垣間見える、
タブーイッシュな感じが好きです。
私の個展のテーマも、日用品や家の中にあるものをアートに見立てる、という
インスパイアげふんげふんなので、非常に勉強になりました。
アヌさんの作品もどこかおかしい日用品だから、「ヤバい人の家」って感じがしてとてもいい。
でかいポストカードを買って帰りました。

『ビスケット』

せっかく青山に来たのでお散歩〜。
3年以上使っている財布がそろそろ風水敵にもよろしくなさそうで、
ハヤシヒロコの路面店に入ったけど新作にはあまり心惹かれず。
お店の方に話しかけられ「実は今これを使ってるんですが・・・」と
取り出すと「ステキにお使いいただいてますね!」とほめられたので
まだイケるんだと思いました。

今まで使った財布の中で一番愛着のあるのがヒロコハヤシのジラソーレ二つ折りシルバー
なんですが、もうこの形は廃盤になってしまったため、もし買い換えるとしたら
次はティラ・マーチを考えています。


長財布でも2万円を切る安心価格!


先日、仙台に住むKくんからのタレコミ。

「なんか最近玉さんが作ってるような引っぱり出してぱらぱらするやつ売ってるよ」

ドキーーーーン!
ついに、ついに、誰かが「スライド式」パラパラを市場に出してしまったのか。
絶望…。
一体どこのどいつがやってやがるのか詳細希望!とメールしたら、
さっそく次の日に本屋さんに偵察に行ってくれたのですが、
な〜んだ、いつもの「パラパラブックス」さんでした。
その人らだったらとっくに負けを認めていますから…。
しかもKくんは「引っぱり出して」と言っていましたけど、
少し厚めの紙ケースがついた、化粧箱のような仕様でしたので(リニューアルしたそうです)
ちょっと安心しました。

ちょっと安心しましたが、ヘコみもしました。


人が考えつくことは必ず誰かとかぶるので、細かい権利を主張したいとも思ってませんし
(そんなことは他人から見ればどうでもいいことだし)、本当に大切なのは中身です。
しかも『イグジットスルーザギフトショップ』同様、この世の沙汰は売れたもん勝ちですからね。


15万部突破だとか。
 TOKYO ART BOOK FAIRに一日だけ参戦してきました。


局所的に盛り上がりを見せている「ZINE」というジャンル。
「有志の人々が制作する、たいていの場合は少部数の、非商業的な
(利益を出すことが第一の目的ではない)出版物」が定義だそうなのですが、
すごく凝ったものから落書きをホチキスで留めただけのものまで幅広いのです。
文学フリマが左脳専門であるなら、こちらは右脳専門。
それも極右って感じがしました。
日本では関西からジワジワ広がってきたようで、京都から恵文社・ガケ書房・青幻舎などの
企業ブースも多数参加。
海外ではすでに定着しているzineは、映画『ゴーストワールド』を思い出していただきたいのですが、
ソ−ラ・バーチ演じるイーニドがスケッチブックにシコシコ書いていたつぶやきや落書き、
ああいったものを自分で本にしちゃえ!といって本にしちゃったもの、そういうイメージです。
映画同様、もともとはゴミみたいなもの、ダメなもの、でも少しだけ価値があるものとして
愛されてきたと思うのですが、日本に伝承されたときに海外の落書きのもつオシャレ感だけが
特化してしまい、「zine=なんとなくオシャレな手製本」という扱いになったんじゃないかと推測します。
外人の落書きみたいなの描けたらオシャレだしー、それをキンコーズで味のある感じに製本しちゃえば
500円くらいで売れるんじゃーんと。
フィリップ・ワイズベッカーならドローイングを売り物にしてもいいけど、
素人が“本気で手を抜いてる”ドローイングなんて…。
しかし実際そういうものがそこそこ売れるんですよ。

私がzineを定義づけるとしたらAKBになぞらえて、
「一人(一枚)では勝負できないけど束にしたらそれなりに見える」出版物というのはどうでしょう。
隣のブースにいたセツ・モード出身のロン毛の男の子は、な5秒くらいで描いた
男根もどきのイラストをホチキスで束ねて販売していました。
「震災のニュースを見ていてショックを受けて…」描いたのだそうです。なかなかおもしろかったけど。

そういう不思議くんや不思議ちゃん達が大半。素人だけどガチな人少々。
残りはプロ(zineである意味がない)と言った印象。


要は本来の「ダメさ」が「ダメ=オシャレ」にすり替わっているので違和感を覚えるのです。
計算してダメを演出することほど腹立たしいことはないですからね。
なんだか毒ばかり吐いていますが、会場は右脳の歩行者天国状態であったため、
ブースにいるあいだネタ出しには最適でいい刺激になりました。
パラパラも動員の割には結構売れたし、私のパラパラをすでに持っている人がいたので
方向的には間違ってないのかも。
出展料も安いしまた出てもいいのですが、回を重ねるごとに見にきた人が
「私も出られそう」と思う→出展希望者増える傾向にあると思うので、
次回も出られるかどうかは不明です。

あ、結局毒ばかりになっちゃいましたけど、楽しかったですよ。
 先週水曜日、糠さんとボッカチョフさんとMOTOYAさんとこで開催中の手づくり本フェアへ。
手づくり本フェアは期待どおり、というか期待以上に胸を打つ作品ばかりで出窓から叫びたいほどでした。「ジャストミーーーート!」って。

私はMOTOYAさんのことはまだよく存じませんが、この方のセレクトに間違いなし。
私なんかはどさくさにまぎれて出させていただいたクチですが、
MOTOYAさんがご自身でスカウトしてきた作家さんたちはみんな、技術が高くて、
完成度も高くて、センスがよくて、そして「降ってきてる」んですよ。
ちゃんと他人にはわからない自分だけの世界があって、そこに「引き込むチカラ」があるんです。
私はこの展示を見て、理解しました。
自分だけの世界を、わかりやすくご紹介するんじゃなくて、そこに引き込んでしまうこと。
そのための技術を磨かなければいけないっていうこと。
媚びててもダメだけど、吸引力がなくてもダメ。
結構これは核心だと思いました。
そんな本たちはどんな本たちかというと、ホームページで少しずつ紹介されています。

http://motoyabcg.blog97.fc2.com/

でも実際手にとってぜひ時間をかけて見てほしいです。26日まで。
感動しながらもまるで普通のカフェのようにくつろいで、
美顔器を使いまわして保湿したり、シャ乱Qのメンバーについてダベったりしました。
今この日この瞬間にはたけの担当はギターだった話をしている日本人は
我々だけだったんじゃないかと思います。
写真は先日のボッカチョフさんの個展で購入したボッカチョフさんの紙版画です。うふふ。




パラパラマンガ喫茶展の方はとりあえず一旦吉祥寺会場終了となりました
次は杉並リボン館というところで25日から。
一時搬出と仮打ち上げには両方参加できませんでした…。
トリックを見ながら作業をしようと思ったけど、結局トリックばかり連続で見ちゃった。
いろいろな暴力事件とかありました関係で、やっぱりトリックの主題歌はONITSUKAだね、重みが違うね!

青山ブックセンター本店で、一番好きな作家・宇野亜喜良先生の
新刊出版記念トークショーに行ってきました。

『AQUIRAX CONTACT ぼくが誘惑された表現者たち』

宇野さんのアンテナにふれた新旧・有名無名を問わない作家たちとの
対談をまとめたものです。
松井冬子とか、私と同年代の作家も取り上げられていて、
嫉妬で狂いそうになりました。
私が宇野先生を誘惑できるわけはないけれど…。
肩揉みくらいはできるようになりたい。

宇野先生はシニカルな語り口も面白くて会場は終始笑い声が絶えませんでした。
「僕の作風はウケを狙ったりすることが難しいので、こうしてトークで笑ってもらえると嬉しい」とおっしゃっていました。
先生のためなら笑い屋にでもなる!
そしてゲストには奇才・下谷二助。
趣味でねずみ取りやバケツを収集している、作品同様相当おもしろい
お爺さんでした。
なんと19歳で日宣美の賞をもらっているんですね。
そのときのイラストより今のイラストがどんどん稚拙に、
というか自由になっているところがいい。
当時の日宣美の勢いというのは想像を絶するものです。
60年代黄金期デザイナー達の志の高さ、技術の高さには脱帽です。
うちのじーちゃんも日宣美の会員になったときは、妻子を置いて、
東京で一旗揚げようと意気込んだときもあったみたいです。 



宇野先生は「これからやってみたいこと、夢はありますか?」という質問に

「私はそういう無駄なことは考えないんですよ。縁のあった仕事の中にいかにおもしろさを見出していいものを作るか」
とおっしゃっていました。結局「やりたいこと」って自分の想像の範疇だから、そんなに飛躍することができないんですよね。
宇野先生、ステキ過ぎるジジイだなぁ。本は高いから買わなかったけど。


そんで、2月4日金曜日からの西荻窪ニヒル牛2での展示
『漫画・アニメ・ミニコミ展』に参加する、予定です。

ミニコミがテーマということで、コワン[coin]という架空の
パラパラマンガ専門ミニコミを作り、コンテンツは

・コラム:パラパラマンガとタブー
・スペシャルインタビュー:tamax、「鬼」を語る。
・パラパラマンガ家に7つの質問:「あしたのんき」
・書き下ろし特別付録:「鬼がえし」




パラパラ界の姉御、のんきさんにアンケートをお願いしたほかは
すべて自作自演。ミスターマイセルフ。
こんなものが許されていいのかわかりません。
ちなみに「コワン」とはフランス語で「隅っこ」という意味です。
 
デザインフェスタの所感です。
今回は縁あって、知り合いの作家さんとブースを半分コするという 初体験でした。
おかげさまで普段は孤独や空腹や尿意に耐えて、一人ブースを守らなくちゃ
いけないところを、イベントでのあるある話や、最近見た映画や
野生爆弾・川島の才能の話、身近なアウトサイダーアーティストの話などで
盛り上がり、体調が悪いにも関わらず時間が早かったです。

秋元さんに、ステキなアーティストを教えてもらいました。

前田登志春さんという方で、本人はイラストレーターと名乗っていますが、
そのスタンスは間違いなく「ホンモノ」。
まずはその絵柄、アクリル絵の具で殴り描いたようなタッチで、
どことなくアーバンな雰囲気。おもしろいのはその題材で、
「一体なぜそれを…?」と思わず引きつけられてしまうのです。
例えばテレビに映し出される「ダイ・ハード」の中のどうでもいいシーンや、
配管工がネジを締めている腕を反対側から見たところ、
ものすごい力で生クリームを搾り出しているところ、
プレゼン中の会社員の様子。などなど。

私はカレーの上に矢印の描かれた謎のポストカードを購入しました。
「この矢印はなんなんですか?」と聞いたところ、
「カレーを描いたら場所が余ったので 矢印を描きました」という回答でした。


ブースを半分コした秋元さんの新作ポストカードも一枚購入いたしました。
これは、ディ○ニーのイラストから、キャラクターの部分を巧妙に隠して
切り貼りした風景コラージュなんだそうです。
なんとも言えないしょうもない感じに仕上がっています。いいアイディア!



秋元さんのところには次から次へとファンと名乗る美女が訪れていて
羨ましさこの上なかったです。
こういう活動をしていてもし自分が男だったら すぐに勘違いして、
耳かき店員みたいなことになりそうです。
女でよかった。
 久々に六本木へ。
21_21で佐藤雅彦展を見てきました。
以前うちの会社が提携した関係でタダ券がもらえるのです。
はっきり言っていつも観念的・気取りすぎてビミョ〜な
21_21の展示なので、あまり見に行くことがない!

でも今回の佐藤雅彦ディレクソンは、かなり大掛かりで
見ごたえありました。多分今までで一番。


「キーワードは属性」


展示を見る前に名前を入力、身長体重・目力などを検査し
後々それを使った作品を体験できます。

・たくさんの指紋の海から、読み取られた自分の指紋が戻ってくる

・カメラに向かうと「男性・女性」「30歳以下・以上」「笑顔・無表情」などを
識別されてゲートが開く

・身長を計ると同じくらいの身長の来場者がリストアップされ、
その後体重を計るとかなりの確率で本人が特定される

・鏡に自分が映らないトリック

などなど。「属性」によって自分というものがデータ化される感覚や
かと思えばたくさんの中から特定される見つかった感を味わえます。
こういう体験型の展示って、めんどくさいので大抵スルーするんですが
今回は楽しんでほとんどを体験しました。
特に見た目年齢で30歳以上と以下のゲートが扉が開く作品では
30歳の私とまだ29歳の形状不明で別々の道を歩むことになったら
どうしよう…とビビりましたが、二人とも無事まだ30歳以下で
通ることができました。

一番印象に残ったものなんですが、形状不明はダメだって言ってたけど
「新しい過去」という作品。
自分の名前と好きな食べ物を入力すると、古いテープレコーダーが
起動し、小さな子供の声で「ウソの思い出」を語り出すというもの。
たとえば

「たまっくすです。今日は学校でケンカをして怒られました。
でも家に帰ったらお父さんがおまえはわるくないよって言ってくれて
その後家族みんなでアボカドを食べました。それからわたしは
アボカドが大好きになりました。」


という感じ。狙いのとおりに自分の記憶を書き換えられたような
恐怖感はないんですけど、なんかモヤモヤする感じ。
気持ち悪い感じ。この路線だけで生理的にゾクっとするような
インタラクティブアートを集めた展示があったらいいなと思いました。


きっと異性とイチャイチャしながら見ると楽しいと思います。
タダ券はあと2枚あるので、私も次は異性ともう一回行きたいです…