だいぶ前のことになりますが、旅行のことをちらほら。

息子が車に乗るのが好きなので車で行ける圏内で

群馬や山梨など。

 

群馬ではずっと行きたかった富岡製糸場へ。

まだまだ人が多かったですが閉園一時間前くらいだったので

比較的スムーズに見て回れました。

製糸場というと女工哀史みたいなイメージがありますが

富岡は先進的で、能力次第でどんどんランクアップして

いけるし敷地内に入院もできる医療施設もあったりと

福利厚生がしっかりしていたんですって。

 

ランクが上になると赤いタスキをかけるようになるんだそうで

それがステータスとして憧れの対象だったそうです。

いつの時代も女を駆り立てたいならそういう競争心を煽ることですよね。

今秋、映画も公開されるとか。

ドロドロした女の闘いや百合要素があったらいいなと思いますが

そんなことはないんでしょうね。

 

義両親と一緒に山梨にも行ってきました。

山梨と言えば武田信玄。武田信玄と言えば信玄餅ですが

宿の近くにあった信玄餅の工場で人気の「信玄餅つめ放題」という

コンテンツがあり、朝から整理券をもらって参加することになりました。

小さなビニールの袋を渡されて、袋の口はきっちり結ばなくてはならず

普通にやると6個くらいが精いっぱいなんですが、何がどうなったのか

わかりませんが12個くらい詰めている人がいっぱい。

山梨土産で妙に粉まみれのつぶれた信玄餅を渡されたら、つめ放題で

得た信玄餅かもしれませんよ。(味には問題ありません)

 

つめ放題とアウトレットショップ以外にも、信玄餅を作っている工程を

見学することもできます。

今は大手の工場もかなり機械化、プログラム化されていて人間は

システムをチェックする数人だけなんてところをよく見ますが

信玄餅工場は今も昔もマンパワー。

しかもほとんどが女性で、各ラインにびっしりとおばちゃ・・・もとい

女性が並び次から次へと運び込まれる信玄餅をパッケージングしていました。

すごいことに、見ているとおばちゃんたちはマスク越しにも笑っていたり

お互い顔を見あったりしながら楽しそうに談笑している様子です。

しかしその手元はすごいスピードとロボットのように無駄のない

正確な動作で作業を進めているのです。

一日何百・何千という信玄餅を作っているんだと思いますが

そのような単純な繰り返しの中に、雑談とかできるのが

明治から続く女工の強さだなと思いました。

 

ちなみに、食べにくいので私は信玄餅あまり好きじゃないです。

 

 

コメント
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL