仕事のためもあって、マーケティングの本を何冊か読みました。

 


これはタイトルに惹かれました。

なんかヒット商品やプロモーションを考えるとき、「みんなこういうの好きかな」って

どうしても広く浅く考えてしまうんだけど、もうそういうのは古いんだと。

誰か一人の好みやニーズを完全につかんだら、それと同じ人がきっと100万人

いるだろうという考え方です。

ダサピンク問題とかあるじゃないですか。自分自身はモノトーンとか、トープみたいな

曖昧なくすんだ色が好きなんですけど、女性向けの商品を考えるときなんとなく

いつも鮮やかなピンクだの、カエルみたいなグリーンにしてしまう、みたいな。

安っぽい商品の典型的な二大色ですよね、ピンクとグリーン。自分じゃ絶対に選びません。

内容はさらっとマーケティングのセオリーのおいしいところだけ

かいつまんだような内容で理想論的でしたが、入門書としては読みやすくてなかなか。

その本の中に紹介してあって興味を持ったこちらの本はすごくおもしろかったです↓

 

グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ。

外人が書いた本ですが糸井重里さんが監修をしています。

グレイトフルデッドってあのクマのマークの昔からあるバンドですけど、

ぱっとメンバーの顔が思い浮かんだり、代表曲が言える人は一般的には

なかなかいないと思います。

ところが実はこの人たちはものすごい世界中にコアなファンを獲得していて、

興業的にはビートルズやローリングストーンズをはるかにしのいでいるんだそうです。

そのグレイトフルデッドの何もかもが先進的な方法論がわかりやすく解説されています。

非常にためになりました。

たとえばパソコンすらなかった時代に手紙やハガキで顧客情報を入手し、管理をしていたとか。

そして定期的に送られてくる会報には、専門家が考えた宣伝文句じゃなくメンバーの

素の言葉でパーソナルな内容が書かれており、顧客とのエンゲージメントをしっかりと

確立していたとか。

そしてほとんどのミュージシャンが自分の音源に規制をかけて流出しないようにする中

グレイトフルデッドはファンにライブを自由に録音させ、それをシェアさせていた。

ファンが自分で作ったオリジナルのテープが広まり、どんどんファンを増やしていたとか。

まさにフリー&シェアの先駆けですね。

 

 

長いタイトルの本。

今をときめくイケイケマーケターと、LINEの田端信太郎の共著。

これは読んでるうちにムカついてきました。

言わんとしていることはわかる、もっともなんでしょうけど要は自分たちが

当たった方法、儲けた手法をドヤ顔で後出し解説するというものです。

結局のところ、何が当たるかはやってみないとわからないじゃないですか。

そして狙えば狙うほどいいとは限らないのがこの社会。

たとえばどっかの学生生協かなんかでプリンの大量誤発注がツイッターで

広まって完売したとかいう話がありましたけど、あれを狙ってやるなんて

ほんとゲスいですよ。

それはこれがこうだったからよかったんだとか後からこじつけてもあんまり

意味がないかなと。

 

 

何冊か読んでみてそれなりに勉強になったし、理解もできたような気がしますけど

なんだかんだ言って、やってみたいことやるのが一番なんじゃないでしょうかね。

グレイトフルデッドだってきっと、顧客がどうのフリー&シェアがどうのと

考えてやってたわけじゃないと思うんですよ。

自分たちがしっくりくるやり方でやってたら、それがうまくいっただけのことかと。

いかんせん、人が人を動かすというのはおこがましく傲慢なことだなと思います。

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