訓練のため(?)子供を連れて外出をよくしています。
子供の初デパートは渋谷東急本店!
初カフェはMOTOYA(初台)!

大抵グズり出して帰ります。いつもお騒がせしてすみません。

そして初美術館は国立新美術館にて開催中のマグリット展。


新美術館は月3回、専門スタッフによる託児サービスを
行っているそうですよ。
つまり、展覧会観たければ預けてどうぞってことなのかも
しれませんが、ビクつきながら抱っこひもで同伴入場。
聞くところによるとマグリットは有名なのでデート目的の
カップルや若い女の子でごった返してるとのことですが
平日の開館すぐを狙ったのでとても空いていました。
お客さんも有閑マダムや一人で来ている男の人が多かったです。

空いているので自由に絵が鑑賞できましたけど、その分
シーンと静まりかえった館内に、わが子のキィヤァァァ!という
奇声ととてつもなく不満げなため息などが時折こだまして
ハラハラしました。
時限爆弾を抱えているみたいでした。

マグリットの絵には所々マグリット本人による注釈がついて
いたのですが、「こうこうこうだったんだけど、ある日こう
ひらめいたんだ!」みたいなことが難解な文章で書かれています。
文章はわかりにくいんですが、私はマグリットの作風に
インスパイア(丸パクり)されているのでマグリットが何を
いつも閃いているのか肌でわかります。
本当です。

若い頃のマグリットが自分のスタイルをいったん確立したときは、
海岸と巨大な鼻、とかシュルレアリスムの延長で全く関連の
ない物や言葉の組み合わせで不思議感覚を引き起こすというものでした。
が、本人曰く運命の日、「あるひらめき」を体験したときから
微妙に変わったんですね。

マグリットおじさんが夜中にモニャモニャ目覚めると、部屋の
鳥かごの中にいるはずの鳥がおらず、その代わりにあるはずのない
卵が見えてしまった。それは完全に見間違いだったのですが
そこでマグリットおじさんはひらめいた。

何を閃いたかっていうと、落語を嗜まれるお友達に教えてもらった
「地口」ということだと思うんです。
いわばシャレのような感じで、似た要素を持つモチーフを、関連性を
持たせつつどこか一点を変えたり(大きさや色など)することで
概念にゆらぎが生まれることです。

たとえば私の作品で解説すると、このワインという絵、ただしくは
タオルホルダーは、ひっくりかえったグラスから、タオルがまるで
ワインがこぼれているように見えるという仕掛けです。
このギミックには二重の意味が生まれ「こぼすもの(液体)」と
「拭くもの(タオル)」という相反するものの立場が入れ替わっている
構造になるわけです。


また、これも昔の作品ですが「花の名前」。


花瓶は花の墓場であるということから、墓石のイラストが焼き付けて
あるのですが、そこにさらに「リリー」や「デイジー」といった
女性の名前にも使われる花の名称が刻まれていることで、
より意味深なことになるわけです。

マグリットのひらめきもつまりこういうことなんだと思います。
私がマグリットをパクってきた方向性は間違ってなかったんだなと
この展示を観てわかりました。










 
関連する記事
コメント
こちらにも現れて、なんかストーカーみたいでマジすいません。
マグリット展おもしろかったですね。作品というわけではないんでしょうが、マグリットによるひらめきリスト、みたいな図入りの説明がいちばんおもしろかったです。
>マグリットが何をいつも閃いているのか肌でわかります
私もマグリット大好きですが、悲しいかな、そういうふうにはわかりません。ですが、たとえ時代や境遇がどれほど隔たっていようとも、そういうわかりあい方をする作家同士というものがある、ということは、よくわかります。
ひらたさま

こちらでもありがとうございます!
こちらのブログも全然コメントの付かないブログです。

マグリット展行かれたんですね!
ひらめきリスト、私だったらあまり見られたくない
ですけどね(笑)
ああいうシュールな中でも本人のロジックがちゃんと
あるってところがいいですよね。
私は勝手にインスパイアされて、わかったような気に
なっているんだと思います。
まあでもそれでいいかなって感じです。
  • by tamax
  • 2015/06/25 11:39 AM
>ああいうシュールな中でも本人のロジックがちゃんとあるってところがいいですよね。
同感です。

>私は勝手にインスパイアされて、わかったような気になっているんだと思います
わかるって多分そういうことだと思います…と言っちゃうと乱暴かもしれないけど、思います。
  • by ひらたまき
  • 2015/06/25 9:17 PM
コメントする
トラックバック
この記事のトラックバックURL