11月にフランスのパスカルという男性からメールが届きました。
先月開催していた「パラパラマンガ喫茶展」に出展していた
私の「機能不全家族」というパラパラを、日本の友人から送ってもらった。
ぜひ他の作品もほしいからどうしたらいいかとのこと。
パスカルはパリのソルボンヌ大学の先生で、パラパラマンガコレクターである
らしいのです。
世界各国、新旧の膨大な量のパスカルのパーマネントコレクションに
私のパラパラも加えてくれるとのことですぐに喜びの返信をしたのでした。
私が得意の適当英語でメールを送ると、数時間後にパスカルから返事が。
英語でのビジネスメールやり取りははじめてでしたが、大概最後を
Best regards,で結ぶだけであとは日本語みたいに恐れ入ったり
ご検討したりご承知おきしたりなどわけのわからん文句は必要ないんですね。
本当に日本のビジネスメールは無駄が多いですね。
パスカルはフランス人だからかもしれませんが、文中で謝ったことは最初に
フランス人ダカラ英語デゴメンネ。だけでした。
日本人、どれだけ謝ってるでしょうねメールの中で。
パスカルはなんでもThank youで片づけるのです。
支払いはどうしようかと思いましたが、gmailのアカウントだけで個人間で
クレジット決済ができるペイパルに登録しました。
こっちじゃないですよ。
どうせどこかで引っかかるんだろうと半信半疑で進めてみましたが
簡単に相手にインボイスを送れて、向こうが決済してくれたら
すぐに指定口座に入金がありました。すげー!
海外とやり取りされる方はきっとみんなペイパル使ってるんでしょうね。
パスカルには在庫あるだけのパラパラを小包にして送ることにしたのですが
郵便局の窓口のお姉さんがEMSという配達法を教えてくれました。
国際小包しか頭になかったのですが、EMSの方が配送料も安く、なんと
パリまで3〜4日で届いてしまうんだそうです。
こっちじゃないです。
無事、パリの自宅までzozotownの箱に入った私のパラパラが届いたようです。
パスカルのブログに、フリップスライダーのことも記事にしてくれました。
http://www.flipbook.info/blog.php
憧れのフランス、パリに私のパラパラが渡ったことは光栄極まりなく
今年のハイライトともいえる出来事ですが、パスカルがさすがフランス人
いけずだなぁと思うのは、メールのやり取りはマメだしとても友好的なのですが
私のパラパラについての個人的な感想は一言もなかったことです。
ここがいいとか好きだとかじゃなくて、ただ全部ほしいというだけ。
コレクター心理なのでしょうか。
簡単には褒めないというプライドかもしれません。
あとヨーロッパの方がパラパラマンガのフィールドは昔からあるにもかかわらず
芸術表現として使われていることは少ない気がします。
あくまで昔から愛されているおもちゃの一つ。
パスカルはフランスの北原照久かもしれません。
この日記、画像だけ見るとペイペイでシックスパッド買った話みたいですね。