息子1が最近葛飾北斎の模写にハマっており、なぜか北斎に惹かれるものがあるそうで
すみだ北斎美術館に行ってきました。

 

天気も良くあったかかったので自転車で。墨田区へのサイクリングは最高です!
墨田川に沿って、有名な言問団子やアサヒビール本社(うんこ)を通り抜けていきます。


北斎美術館は2016年の開館のとき以来です。
館の目の前がちょっとした公園になっていて、すみだキッズが激しく遊んでいました。

葛飾北斎は墨田区の中だけで90回引っ越したという墨田区転居マニアだったというのですが
理由としては片づけられない人だったからというのが有力だそうです。
北斎美術館の中にリアルな北斎とその娘の蝋人形みたいのがあるんですが、
こたつから半身出たまま絵を描く北斎をぼけーっと眺めている娘(といってもおばさん)、
という状況で、その周りにはゴミやらなんやらが散らかりまくりという不思議な図なのです。
北斎は限界まで住んでいるところが汚れると、使い捨てのように転居していたのでは
ないかと言われています。娘もどうにかするでもなく、ただその様子を見守っている
やばい親子。
そんなに引っ越しても墨田区からは全然出なかったみたいで、よっぽどこの土地に
愛着を持っていたんでしょうか。

 

 

北斎美術館を見終わったあとは、ちょっと移動して横網町公園に。
ここは陸軍被服廠という関東大震災のときに多くの人が亡くなった場所です。
当時広い空き地のようになっていたこの場所に、震災後避難していた4万人が
火災旋風に巻き込まれて3万8千人も犠牲になったそうです。
(旦那の映像の世紀知識)
その死亡者の魂を祀る東京都慰霊堂という建物が建っています。
中にも入ってみました。古い建物ですが綺麗に管理されています。


中には火災旋風の様子を描いた絵や、地震で崩れる浅草の凌雲閣の絵なんかも
飾られていました。当時一番高い建物で、モダニズムの象徴だった凌雲閣が
崩れ落ちる様子はブリューゲルのバベルの塔の絵みたいで不気味で怖かったです。

 

 

同じ敷地内に東京都復興記念館というものもありまして、入場無料だったので
気軽に入ってみました。

やばい、あと2時間で西友が来てしまう。


気軽に入ったものの、中の展示の見ごたえはなかなかで、じっくり見ていくと
普通に1時間はかかります。関東大震災のほか、東京大空襲の写真や資料、
遺品などが2フロアに渡って展示されていました。
とくに息子1が引き込まれてたのは、被災して家族を失ったりした当時の
小学生が書いた作文と絵に、現代の墨田区キッズが朗読をして読み上げている映像。
子供の言葉が生々しくも、「その年のお正月は門松もなくてつまらなかった」など
子供らしい素直さもあって同じ子供として響くものがあったようです。


もう夕方近くて18時に西友の配達があるしで足早に見て帰りました。

帰り道の景色もずっと楽しくて心から墨田区が好きだという気持ちがあふれてきました。
もともと浅草や上野など、江戸時代の中心地にロマンを感じるタイプでしたが
墨田区にはなぜか心落ち着く何かがあって、もしかしたら前世は葛飾北斎の
娘だったのかもしれません。もしくは吉原に入り浸ってた旦那か。
子供たちが巣立ったら、家を売って墨田区の公団にでも住み替えようかしら。

窓の外にうんこを見下ろすマンションも公団だそうです。

2024年明けました。

今年は年明けからいろいろとありすぎましたね。

もう残りは何事もなく平穏な一年であってほしいです。

 

台東・すみだが異様に好き、という話。

ここ最近台東区と墨田区ばかりうろついていました。

 

節分には、上野公園内の五條天神社で行われる節分イベント 「うけらの神事」に行ってきました。

上野公園を進んで五條天神社に着きますと、神事がはじまってました。

 

これも恒例行事なんですね。はじめて来ましたけど、外国人観光客を

はじめかなりの人数が境内にごった返していてライブ会場のようでした。

中央にお立ち台が設置されていて、その上でなにやら儀式が行われ 後方から鬼が二匹乱入し、

神様がやっつけ、そのあとはお立ち台から 地元の名士たちが着物を着て現れ、

豆の入った小袋やうまい棒、 ぬいぐるみなどを投げるという流れです。

この投げ投げタイムまでは平安時代からの儀式なのでよくわからず

ふうんて感じなのですが、子供たちはお立ち台のすぐ下まで 行かせてくれ、

じっと儀式を耐えた子たちはお菓子やおもちゃをキャッチできます。

乱入してくる鬼たち。

 

毎年狙ってきているのか二組の親子連れが子供を使って大量にお菓子や

おもちゃを取らせており、小学生くらいの子が何度も親の元に来ては収穫を渡して往復するという

手慣れた様子でした。 息子ズもうまい棒やちっこいぬいぐるみなどを取れてご満悦。

 

大豆も大量にもらってしまったので、玄米と一緒に炊いたら

見た目はグロいけど香ばしくておいしい豆ごはんになりました。

 

その前段階でまず驚いたことに、不忍池に生えまくっている蓮を

手作業で刈り取り作業をしていました。

ウェットスーツを着て小舟に乗った男性作業員が4名くらいで 池の中に腰までつかって、

ひたすら鍬みたいなもので 枯れた蓮を刈っては船に乗せ、みたいなことをやっていました。

見ているだけで気が遠くなる作業。あまりにもアナログ過ぎて江戸時代みたいで

逆に感動しました。

毎年これを人力でやってるのかと思うと蓮を見る目も変わってきますね。

 

続いては浅草でスコーン活動、スコ活をしてきたのでその話です。

 

2024年も私のセルフドーピング(推し活)は続きます。

まだまだイギリスLOVEです。

浅草に本格的なスコーンと英国紅茶をいただけるお店があると、

イギリス情報発信サイトで見つけ、友人を誘って行ってきました!

友人を待つ間、浅草の松屋でトイレを借りたんですけど、これがなかなか

パンチ効いてまして、今時和式便所もあるし、3つくらい個室があるうち

洋式、和式、故障中、という状態で、当然洋式は大人気なので入れず

別の階のトイレに移動したんですが、そっちも洋式、和式、故障中でした。

こんなにインバウンドもあって浅草の一等地にありながら、ここまで

時間が止まっている百貨店もなかなかないです。

調べてみると1931年開業だそうで、空襲もくぐりぬけてきている

大パイセン百貨店でした。

故障中のトイレだけは直して、このまま維持してほしいです。

 

 

お店はこちら。

浅草6丁目にあるBake & Cafe Notusです。

 

カウンターと二人掛けテーブル席が1セットだけのこぢんまりしたお店。

どうやら隣のとんかつ弁当屋さんと店舗を共有しているのか、

時々扉が開くと下町の定食屋さんの厨房みたいな様子がパッと見えますが

幻みたいな感じです。 スコーンやキャロットケーキはとんかつ屋さんと

同じ厨房で作っているのかもしれません。

そのせいか(?)スコーンはしっとりふわふわでめちゃくちゃおいしい!

クロテッドクリームと自家製ジャムも合う!

紅茶はたっぷりポットで出てきて最後までおいしくいただけました。

店内すごくコンパクトなのですが、スコーンだけ買いに来るお客さんも

ひっきりなしでした。

 

スコーンを食べるときは恒例の、クロテッドクリームを先に塗るか

ジャムを先に塗るか、今回も両方やってみましたがやっぱり味は同じでした。

 

台東・すみだ散歩は続きます。


2023年も終わりですね。

今年は7月に突如としてハリーポッターにハマり、そこから波及し
今はイギリス推しとなりブログ更新もはかどりました。
「推しに恥じない自分になりたい」という気持ちが芽生え、
筋トレや美白などもがんばれました。
それにともなって、湧き出るエネルギーを持て余し、しばらく
会っていなかった友人知人と遊ぶ機会を作れたのでたくさん楽しい
思い出ができました。

友人が「推しはシャブ」と言っていた意味がよくわかるというか
人生に推しがいるのといないのとでは全然モチベーションが
変わりますね。
私の場合は国ですが、スマイルアップやアニメキャラなどに入れ込んでいる
人たちがこんなにドーピングしていたとは知りませんでいた。
この勢いがどこまで続くかはわかりませんが、2024年もセルフドーピングして
いきたいと思います。
今年はコロナや子育てで中断していたパラパラ行商でも、文フリや
地方の委託店との取引も再開できたのがよかったです。

そのほか家族のことなど。

旦那はどうかしているくらい出張が増えました。
月の半分はどっかに行ってる半単身赴任状態。
本人は大変そうですが、私的にはご飯づくりなど家事が半減するの
助けられている面もあります。

息子1はギャングエイジに突入。
今までと同じように学校どうだったとか聞いても「あぁん?」からはじまり、
うっせえうっせえうっせえわ。言葉遣いも乱暴になりました。
(口癖は「くそが」)
かと思えば、保育園児のように無邪気に話しかけてきたり、私が息子2に
読み聞かせなどをしていると気を引こうと、「キャヒン!」と奇声をあげて階段を駆け上がって
上階でどったんばったん暴れたりとメンタルがヘラっています。
めんどくさいので早く落ち着いてほしいです。
容姿はすっかり少年ですが、眞栄田郷敦の幼少期の写真を見るとほぼ息子1と
同一人物なので、このまま順調にいけば眞栄田郷敦になるのではないかと期待しています。


息子2は三歳になりました。
赤ちゃんもかわいいですが、子供は自我が芽生えておしゃべりするように
なってなんぼという感じで、私は3歳って大好きです。
息子2のふてぶてしさ、したたかさ、あざとさが素晴らしい。
これは完全に息子1にはない特徴です。
しかも同じ学年の子たちがどんどん赤ちゃんくささがなくなってシュッとしていく中
息子2は球体に手足が生えているようにまん丸で頭が大きく手足が短く
いつまでもでっかい赤ちゃんみたいなのです。
たとえるなら千と千尋の坊。坊みたいな見た目で一丁前にしゃべり倒す
知性を持った坊というアンビバレンツ。
息子2の可愛さは限界を突破していますね。顔は寺田心くんに似ています。


まあそんな感じで仕事ではいろいろむかつくこともありますがなんとか
楽しくやっています。
こんな見出しも何もなくダラダラと書いているブログを読んでくださっている
あなたにもご多幸をお祈りします。
それではまた来年お会いしましょう。

夏にハリーポッターにハマってからというもの、そっちの方はいったん

落ち着きまして、ホグワーツから範囲がイギリス全土に広がりまして

今はもはやただのイギリス好きになってしまいました。

これが箱推しになるということなんですね。

 

イギリスへの興味関心は高まる一方ですが、この先の人生イギリスに年単位で

駐在できる可能性は低いので、駐在気分で生きることにしました。

イギリスにいるつもりではなく(それでもいいのですが)、「日本にいるイギリス人」の

つもりで。

 

身の回りのものをイギリスブランドで固め(くわしくは後日)、イギリスのドラマを

観たりしながら、なんとか脳の力だけで。いや脳の力はすごいですからね。

なんとでもなります。

その一環として、先日海外製品を求めて麻布ジュバーンにあるインターナショナル

スーパー「ナショナル麻布」に行ってきました!

 

インターナショナルスーパーは都内には数あれど、三歩歩けば大使館に当たる

麻布にはガチな外資のスーパーがあるらしいのです。

そうですよね、大使館の人たちは別に来たくもないのにしょうがなく

日本に駐在している人も多いわけで(?)、自国の物を買い求めたいという

欲求も本気だと思うのです。

 

有栖川宮記念公園のほど近くに、見えてきましたグリーンの看板。

ドドーン

 

そこまで広くない、二階建ての建物です。

一階は生鮮食品、二階は洗剤などの日用品と文房具やおもちゃ、

本などもそろっています。

二階の入り口はクリスマスショップ。日本のスーパーでクリスマスの飾りつけや

ラッピング用品なんかがこんなに幅を利かしていることはないので、

やはり海外のパーティー、プレゼント文化が色濃く出てますね。

 

この辺に来るとものすごく鼻をついてくるのがダウニーのにおい。

写真違いますが、二階はほぼ全体がダウニー臭です。

一階の食品と階を分けている理由がそこにあります。くさいんです。

ダウニーのでかいボトルが三千円くらいで売っていました。

日本の洗剤の方が香りもいいし、性能も絶対いいと思うんですが

三千円出してもダウニーを買う人がいるんですね。

 

あと文房具コーナーもあったんですが、こんな紙を束ねただけの

ノートが500円?とかこんな30年前から変わってなさそうな

ボールペン?とか日本のデザイン性も機能性も高いのに安価な

文房具と比べるとほんと見劣りしました。

イギリスも文房具は高くて質が悪いそうで、日本は本当に

文房具への研究開発が進んでるな〜と思いました。

 

 

プライスにはどこの国のものなのか、国旗のマークで示していて

主に麻布に大使館のあるアメリカ、イタリア、フランス製が多かったです。

 

一階の食品階に降りてみますと、日本と同じくまず野菜コーナーが。

欧米の付け合わせによく登場するけどあまりおいしくないとよく聞く

芽キャベツみたいな、あまり日本のスーパーではお見掛けしない

野菜もありました。

 

チーズどんだけあんのってくらいで、チーズだけで什器三台使っていました。

 

いろいろな海外のお菓子や缶詰などあって楽しいですが、結局値段と味を

天秤にかけると日本のものを買った方がいいに決まってるなぁという

結論になってしまいます。

散々悩んで選んだのがこの3点。

たったこれっぽっちで合計金額は1,600円もしました。

チョコレートはイタリア製で子らのお土産に。

 

グレートブリテン スティルトン クラッカー 600円くらい

ブルーチーズ入りのクラッカーでグレートブリテンのネーミングに惹かれました。

チーザの方が美味しいとは思いますが買ってみました。

 

こちらは箱入りの紅茶。PGtipsというイギリスの普段飲み用の紅茶ティーバッグです。

900円くらいしましたが、箱をパカッとあけると80袋のテトラパックがそのまま

どかっと入っていてコスパを考えるといいと思います。

糸とか余計なものついてないのもいいですね。味はまろやかでしっかり紅茶の

味はするもののがぶがぶいっぱい飲める系でした。

 

と、こんな感じで実際に買うとお高くつきますが、かなりガチなインターナショナル

スーパーでお客さんも外国人ばかりだし、店内放送も英語で、店内にいる間は

海外に来ているような錯覚ができました。

イギリスの大使館は一番町にあるそうなので、大使館見学がてら、その近辺に

イギリス専門のスーパーとかないか探検に行きたいです。

息子1の最近の習い事事情です。

 

3歳くらいからずっと、私が見つける習い事は掘り出し物過ぎて

つぶれるという呪いにかかっていて、毎年のように息子1の

通っていた習い事が消えていく中、懲りずに今年も新しい

習い事をはじめていました。

 

1つはプログラミング。

2年生から息子1が好きで続けていましたが案の定つぶれたので

今は別の教室を探して月2回通っています。

 

そしてもう1つが絵画教室。

たまたま前から気になっていた家の近くの古民家を改造した複合施設で

現役美大生のお姉さん先生がアルバイトでやっている教室です。

これも生徒がほぼ息子ともう一人か二人しかいないようで、つぶれる

予感がプンプンするのですが、基本家にいるのが好きな息子が

早くまた行きたいと言うほど楽しんでいます。

名画の模写の課題で描いたゴッホの糸杉。

いやいやいや本家より可愛くないか。

 

ちょっとプログラミングは通うのが遠くて私の心が折れてきたので

一通りカリキュラムが終わったらやめようかなと思っていますが

絵画教室だけはなるべくまったり長く続けられたらいいです。

 

というのも、これまで息子1が経験してきた習い事はすべて

私が見つけてきたもので、概ねはずれてはいなかったものの

絵だけは本人がやりたいと言ってきたからです。

やりたいと思うってほんと大事なことですよね。

あとやっぱり私自身が絵を描いていたりとか、祖父の絵を見ていたりとか

旦那の建築関係トントントンとか見て育っているので自然と野球だの

サッカーだのじゃなく自分は絵だなって思うのかもしれないなと思いました。

 

息子が古民家でキレイなお姉さん先生に密着して絵を習っているあいだ、

私も待合で仕事しながら待ってるんですが、先生に

「やっぱり将来は美大などに?」と言われて、美大!その可能性もあるわけかと

ハッとしました。

今のところ美大に行かせたいなんて下心はゼロですが、美大ってほんと

東大行くよりギャンブルじゃないですか?

自分が美大の予備校に通ってた頃はなんも思ってませんでしたけど、17歳だの18歳の子に

受験勉強と並行して絵まで訓練するって鬼だよなと。

私が親だったら泣きますよ。絵で審査されて落とされたり浪人したりするんだからさ。

多少静物デッサンのティッシュの箱が歪んでたからなんだこのやろと思いますよ。

 

これだけ中学受験とかが過熱してる世の中ですが、それこそ我が子を芸大に!音大に!とか

思って育ててる世界線の親の方が、中学受験の親なんかよりよっぽど狂気かもしれませんよね。

 

息子1がどうなっていくかわかりませんが、高校くらいになって「お母さん美大行きたい」って

言われたらどうしたらいいのか、こわいです。

 

先日ロイホでイギリスパブメニューを味わってきましたが、

その勢いで今度はついにあこがれの、アフヌーデビューをしてきました!

 

付き合ってくれたのは学生時代からの友人。

行ってきたのは新宿小田急百貨店にある「ル サロン ド ニナス」。

都内のアフタヌーンティーで調べると、ここが一番安くてコスパがよさそうだったのです。

現場に到着してみて、看板を見るとあることに気が付きました。

パリだったーーーーー!!!!

 

そうですね。パリにもアフヌーありますね。

残念なことにイギリス風ではなくパリ風のアフヌーでした。

店内もマリーアントワネットをイメージしたピンク&フローラルな世界観で

ちょっと甘々でしたが、気を取り直してアフタヌーンティーセットを注文します!!

二段の皿に6〜7種類のスイーツやらなんやらが乗って、ティーポットの紅茶が

ついて2,640円据え置きはやっぱりリーズナブル。

大体ホテルのアフヌーは5千円は下りません。

 

紅茶がだいぶ先に出てきました。

ちょっと冷めちゃいそうですが、これがしきたりなんでしょうか?

 

友人がスマホで調べたところによると、アフヌーは一段目に甘いもの(スイーツ)、

二段目にちょっとしょっぱいもの(セェイヴォリー)が載っていて、

下の段から食べつくしていき、戻ってはいけないんだそうです。

甘いのとしょっぱいのが二段に分かれているのは、甘いもの食べて、しょっぱいもの

食べて、また甘いもの食べて、って往復するためかと思いましたが、それをやったら

野蛮だと思われてしまうんですね。

 

紅茶がけっこうぬるくなったころにとうとうケーキ台が到着。

秋メニューということで、芋栗南京が豊富に使われていましてもはや日本ですが

そこはまあしょうがないとして。

二度と戻れないと思うと緊張が走りますが、まずはセイヴォリィーから。

 

こじゃれたハンバーガーみたいのやキッシュ、そして私の大好きなスコーンが。

※汚くてすいません。

スコーンといえばクロテッドクリームですが、イギリスにはスコーンを食べるときに

先にクロテッドクリームを載せてからジャムを載せる派と、先にジャムを載せてから

クリームを載せる派で100年以上バチバチに闘っているそうです。

日本にも芋煮論争というのがありますが、似たようなことしてますね。

私も先にクリームと、先にジャムの両方やってみましたが、味は同じでした。

 

来店したのは11時で、ちょっと早めのランチくらいの時間帯で、食べ盛りの私たちには

これだけじゃちょっと少ないから先におにぎり食ってく?というくらい

アフタヌーンティーにおよそふさわしくない会話もしていましたが、意外とひとつ

ひとつゆっくり味わって食べるせいか、はたまた使用されているバター量が

多いせいか結構お腹がいっぱいになり(もたれて)おにぎりは不要でした。

 

アフタヌーンティーにふさわしい教養あふれる知的な会話を楽しもうと思いましたが

結局は科捜研の女の話とかしていました。

友人に『僕はイエローで、ホワイトで、ちょっとブルー』がイギリスの話だと

教えてもらったので、その場で注文しました。(感想はまた書きます)

あと、呪術廻戦で私の職場が今大変なことになっていて面白いよと教えてもらったので

おにぎりの具でしゃべる狗巻先輩と五条悟しか知らないのですが、観てみることにしました。

 

そんなわけで、イギリス風ではなくパリ風というミスはありましたが、充分雰囲気を

味わえてどれもこれもすごくおいしかったので、アフヌーデビューに新宿小田急の

ル サロン ド ニナス」はおすすめです!!

英国愛が高まっている今、「ロイホで英国フェアをやっている」という

見逃せない情報を平田さんに教えてもらい、せっかくなので

2人でランチに行ってきました!

ニヒル牛つながりでtwitterや映画のブログコメント欄などでは

頻繁にやり取りしている平田さんですが、こうして二人だけでお食事するのは

はじめてです。

 

お互いに下調べに余念なく、ホストと言ったらやっぱり新宿でしょうということで

私も平田さんもロイヤルホスト新宿店に電話をして

「英国フェアはいつまでやってますか??」と問い合わせしました。

こんなに英国フェアにがっついてるお客もいないんではないかと思います。

今はもう終わっていると思いますが、9月の下旬くらいまではやっていたので

ギリギリセーフ。

 

西新宿にあるロイヤルホスト新宿店(新宿には三店舗あるのです)は、

アイランドビルの一階を広々と使っていて、丸いガラス張りの窓も

素敵な雰囲気で周りの環境も静かで穴場です!

 

メニューはこちら!

今回のフェアのテーマはイギリス料理の中でもパブメニューのようですね。

比率がよくわかんないテディベアと紅茶セットがデザインされています。

 

我々が頼んだのはこちらの英国風パブ小皿セット!

フィッシュアンドチップスを筆頭になんかいろいろついてます。

お値段は結構高い2,630円。

 

ほんとロイホって十数年ぶりくらいに来たんですけど、普段ガストかサイゼリアしか

行かないもんで、高級なファミレスですねぇ。

店員さんもいつもあくせくしているサイゼリアと、猫にまかせっきりのガストと

違って、ひとテーブルひとテーブルきちんと対応してくれる感じがちょっと

格上な雰囲気です。あとドリンクバーもカプチーノの泡がふわふわで美味しくて

5杯飲みました。

 

 

平田さんはさらに、英国発のパンクなクラフトビール、

PUNK IPAをご注文。私も分けてもらいました。

フルーティー&スパイシーで飲みやすい!泡が少し茶色みがあるところが

クラフトっぽかったです。

 

そしてやってきたパブ小皿セット!

一見すると少ない感じがしましたけど、食べてみるとどれも食べ応えがあって

結構お腹いっぱいになりました。(カプチーノ5杯も効いています)

上から定番のフィッシュ&チップスに、コロネーションチキンという

カレー風味のサラダチキンクリーム和えみたいなのがのっかったサラダ。

グラタンみたいなやつは味付けした牛のひき肉の上に、マッシュポテトと

マッシュルームのダブルマッシュをかぶせて焼いたコテージパイ。

豆のやつはベイクドビーンズという大豆の水煮を甘いトマトソースで食べるやつ。

でかい餃子みたいなのはパスティというミートパイです。

 

どれも普通に美味いんですがマッシュポテトもマッシュルームも大好きなんで

コテージパイは作ってみたくなりましたね。

18世紀からあるイギリスのおふくろの味だそうです。

実際はもっとマッシュポテトで全体を覆ってスコップスタイルで食べる

大皿料理みたいです。

ロンの家みたいな大家族でちょっと貧乏な家でよく出てきそうでいいですねぇ。

 

ベイクドビーンズは、最近読んだ江國まゆさんというイギリス在住の方の

書いた『イギリスの飾らないのに豊かな暮らし365日』という本にも

出てきた、イギリスの家庭にはどこでも戸棚に缶詰が入っているという

代物だそう。

簡単に食べられて、ちょっと一品ってときや朝食にもよく出てくる

納豆みたいな存在でしょうか。

 

本で読んだばかりだったので「これやこれや!」と思いました。

 

パスティはミートパイですが、日本はアツアツのミートパイって意外と売ってないし

存在は知ってるけどあんまり食べないですよね。

イギリス圏ではほんとにミートパイって日常的に食うもんで、中学校とかの売店でも

温めたミートパイをランチ代わりに食べてたりしますし、スリランカのパン屋さんでも

パンと同じくらい肉や魚なんかを詰めたパイ状のものが売っていた気がします。

サンドイッチより食事に近い主食って感じなんでしょうかねぇ。

そんな生活してたらすげえ太りそうですが。

 

 

と、こんな感じでイギリス文化を堪能しつつ、平田さんとおしゃべりしてたら

あっという間に3時間くらい経っていました。

スターウォーズと北の国からが同類ではないかという話がおもしろかったです。

 

ほんとにこうして人と会って話すことがコロナもあり、子供がいるということもあり

忙しい毎日に追われ、ほっといたら何年もなくなるもんですね。

英国フェアは一つのきっかけでしたが、こうした時間を無理やりねじ込んでいかないと

人生楽しくないなと思いました。

 

 

 

いよいよ9月!

夏休みが終わったわけですが、三年生の息子1の宿題が

まーーー終わらなくてつらかったです。

なんといっても夏休みの宿題の二大巨頭「読書感想文」と「自由研究」ですわ。

 

足立区はただでさえ夏休みの宿題の量が半端ないのに加え、今年から

ついに読書感想文を原稿用紙三枚も書かないといけなくなり、

自由研究はただの工作ではなく、本で調べたテーマをレポート形式で

まとめるという意識の高すぎるものに。

 

読書感想文は一緒に図書館に行って早々に本を決めたんですが

それがこちら。

息子の願望があらわれているかのようなタイトル。

ところがこれがなかなか…私も読んだんですが察して系日本映画みたいな

多くを語らない、感じ方はあなた次第ですみたいな話でして。

いやいいんですよ、すごく好きなんですけど、これを読書感想文の

題材にするのはむずすぎました。

大人しくキュリー夫人の伝記とかにしておけばよかったです。

 

小学校のあるクラスで、問題児の男の子がいて、その子が宿題を

まったくやってこず、係の仕事もやりたがらずなんですが

常識完全無視の自由な立ち居ぶるまいによって、クラスのみんなの

本音を引き出す結果となり、真面目に宿題をやってくる

委員長タイプの子でも「本当は宿題がきらい」という発言をしたりしはじめる。

それを聞いた担任の若い女の先生は、なぜか怒るでもなく

爆笑しはじめ校庭を笑いながらゴロゴロ転がったあと、

「みんなとってもいいこと言ってくれた!」と言って帰っていくという。

息子1もなんとなく面白かったけど、感想をまとめれと言われると

頭にでっかいクエスチョンマークだったようで、書き上げるのに

二週間を要しました。

最後はしびれを切らした私と旦那で「早く書け!いいから書け!」と

文字通り尻を叩きまくってやっと完成しました。

 

 

最後の最後まで苦しめられたのは自由研究で、幸いテーマは早いうちから

決まっていまして、たまたま大学時代の友人と、先輩方が企画した展示が

あってそのワークショップに参加させてもらえたんで、これをそのまま

使わせていただこうと。

筑波のゲーセンが生んだ伝説のメディアアーティスト、岩井俊雄さんがディレクションした

メディアアートの歴史を辿るとても魅力的な展示で息子も夢中になっていました。

息子は私がパラパラマンガ家ということも理解しているので、二世として

ワークショップもがんばりました。

キノーラ作り。

 

この経験をもとに、「アニメーションはなぜ面白いのか」というばっくりした

テーマのレポートをまとめることにしました。

これが研究としてはなかなかポイントをついていてよくまとまっては

いたんですが、いかんせんレポートというものを書いたことがないので

何したらいいのかわからない状態。

夏休み終了3日前になっても白紙のままで、こっちの頭も真っ白になってしまいました。

とにもかくにも、相手はゲームとYouTubeの依存症患者なわけですから、ただでさえ

やらない宿題を、それらのアディクションから引きはがしてやらせる、という

有能カウンセラーでも難しい所業。

あまりにもやるやる言ってやらないので、最後は怒鳴りつけて泣かしながら

なんとか8/31の21:26に完成させることができました。

 

ほんと足立区よ、子供たちの学力を上げたくて必死なのはわかるけど

親も一緒に夏休みならまだいいが、普通に仕事しながらこれだけのことを

やらせなきゃいけない親の身にもなってくれ。

この夏休みだけで宿題のことで何回息子を泣かしたかって感じですし

私は親から勉強のことでガミガミ言われずに育った手前、自分もそうなりたかったんですが

無理でしたね。はい。

前々回の日記でいまさらハリーポッターにハマっている話をしましたが

現在も続行中です。

原作も少しずつ集め始め(後ろから読んでいくスタイル)、偶像崇拝に

ならない程度にギリギリLEGOで我慢しています。

メルカリでちょっとずつ増やしていきたいハリポタミニフィグ。

 

映画はNetflixの気が変わるまでは毎日リピートしていますし、

原作も読まなきゃいけないし、関連動画も観なくてはいけないしで

時間が全然足りません。

 

会社でも大体1時間の休憩時間は仕事しながら食べて終わりか

30分くらいで切り上げてたんですけど、今はめいっぱい休んで

動画観てます。

 

Youtubeは日本のチャンネルは観尽くして海外のも観てるんですけど、

英語のコメントを翻訳するとなぜかよく「私の船は出港しました」とか

「この船に乗っています」と出てくるので、急に船旅どうしたと思ったら

「推しカップル」というのを英語では「ship」と言うんだそうです。

〜ship(関係)から来てるんですかね。勉強になりますね。

 

 

あと私はこれまで聖地巡礼する人の気持ちとかわからなかったんですけど、

「推し」って移動していくもんなんですね。

 

ハリポタおもれえ

ロン×ハーマイオニかわいい

イギリスがいちいち最高

ロンドンに住みたい

ゴリゴリのアイルランド系イギリス人に転生したい(イマココ)

 

ハリポタの域を越えて、イギリス愛が高まりまくっています。

元々好きだったんですけどね。

今はロンドンに配置してあるライブカメラをじっとり眺めたり

 

 

イギリス製作の番組を観たりしています。

 

Netflixでは、英国版の世にも奇妙な物語みたいな『ブラックミラー』

イギリスらしいブラックジョークの効いた、現代を風刺した後味悪い話ばかりで

クオリティー高いです。

 

同じくネトフリで、ブリティッシュベークオフの元優勝者のナディア・フセインさんという

料理研究家の人の番組『ナディアの幸せベーキング』と『ナディアのお助けクッキング』

元々料理のハードルがめっちゃ低い(失礼)イギリスですが、手軽でジャンクな感じの

レシピが美味しそうです。

とくにお助けクッキングの方は、実際のイギリスの忙しい家庭を訪ねて時短メニューを

アドバイスする内容で、イギリス家庭のリアルな様子が分かってウホウホです!

 

NHKでは、たまに観てたレイチェル・クーさんがパリからロンドンに帰って来て

ロンドン編になっていました!

毎回びっくりするようなブリンブリンのでかいゼリー(イギリスの代表的な

スイーツはゼリーだそうです…)とか文化が分かって面白いし

レイチェルさんが食材を探したり探さなかったり、イギリスの各地を

ぶらぶらする様子も映るので目を凝らしています。

 

BS日テレで、ハンカチ王子が初の冠番組として、ロンドン発!500マイルの旅

というのがはじまりました。

ハンカチ王子がとくに自分からしゃべるでもなく黙々と街歩いてる謎の番組なんで

打ち切りが心配です。ハンカチ王子には興味ないですが、一応これも録画で。

 

イギリス関連の番組はとにかく録画です!!

 

とまあこんな風に推しって移動していくもんなんですねぇ。

聖地巡礼する気持ちがわかりましたよ。

1年でも2年でもいいからイギリスに駐在したい。

きっとすごい嫌な思いもするだろうし、食べ物まずくて

泣くかもしれませんが、フランスよりも言葉はそこそこ通じるし

基本的な性格みたいなのが日本と近いんじゃないかと思うんですよねぇ。

強く願っていればいつかそんなチャンスがやってくるかもしれません。

妹と青森で落ち合って一泊しました。

子供は旦那に預けて新幹線旅です。

久しぶりの一人新幹線。

子供がいないとこんなにも気楽なものでしょうか。

コーヒーも飲めるし好きな時に寝られるし、移動も楽々。

あまりに油断していて行きと帰りの発車時刻を間違えていて

危うく乗り遅れるところでしたが。

あと乗った車両も8個くらいずれていてめちゃくちゃ歩きました。

 

一泊二日、滞在時間はほぼ24時間の弾丸ツアーですが目的はこれ。

 

スピッツ ジャンボリーツアー 23-24 ひみつスタジオ@リンクステーションホール青森

スピッツのコンサートは人生4回目くらいですが、毎度毎度沸きますよね。

今回はちょっと後ろの方ではありましたがまん真ん中でほとんど草野さんが私に

向かって歌っているようでした。

 

セトリは

ときめきpart1

跳べ

みそか

フェイクファー→沸いた

さびしくなかった

美しい鰭→超沸いた

賛歌

大好物

運命の人→沸いた

未来未来

優しいあの子

ロビンソン

I-O

チェリー

オバケのロックバンド

8823→沸いた

トンガリ95

醒めない→超沸いた

ジュテーム→泣いた

月に帰る

1987

 

となっております。

劇場版コナンを今年二回も観たので、生で美しい鰭聴けてよかったですし

個人的に好きな醒めないを今回も歌ってくれたのはうれしかったです。

(前回のコンサートは2016年の醒めないツアーでした)

しかし『醒めない』は名盤ですよなぁ。

 

今回のアルバムの中ではオバケのロックバンドという曲がとてもいい。

なんとメンバーが全員自分のパートを歌います。

歌詞はそれぞれがスピッツと出会った経緯を寓話のように表現したもので

裏読みするとおもしろい。

見た目とんがった常識人、三輪さんの歌声が可愛いです。

 

MCはすごく青森に気を使ってくれて、青森の話ばかりしてくれました。

もっと自分たちのこと話していいのに。謙虚な人たちです。

会場はもう、眼鏡率高く、地味な4、50代のおじさんおばさんが大多数。

ゴリゴリのベルゲンの方もいらっしゃいますが、スピッツのコンサートは

古参・新参関係なくみんな幸せな気持ちになれるので不思議です。

次のジャンボリーツアーはついにマサムネさん還暦になる頃でしょうか。

また行けたらいいです。

 

終わったら妹とホテルに戻ってプチ打ち上げ。

青森には今月、JUJUやら稲川淳二が続々と来るのでホテルがいっぱいで

同じホテルの別の部屋になりました。

23時くらいまで軽く飲んで女子トークをしていました。

妹は朝食めっちゃ食う。

 

帰りもダラダラしてどこも行かず、妹は飼ってる猫が心配だと言って

さっさと帰っていきました。

こういう気を使わなくいい旅は姉妹ならではかもしんないですね。