滋賀県近江八幡に行ってきました。

 

近江八幡には和菓子の老舗「たねや」の本社兼テーマパーク、

ラコリーナ近江八幡があります。

土日には長蛇の列で大混雑のラコリーナに、平日に行ってきました。

曇天です。

 

車やバスでしかいけないなかなかの辺境にあります。

あぜ道を進んだ先の建物の中には、たねやとクラブハリエのショップ、カフェ、

イートインがそれぞれのお菓子の種類ごとに分かれています。

クラブハリエの代表商品であるバウムクーヘンをガラス張りの中で実際に

焼いているところが見られたり、焼き立てを買って食べることができます。

たねやのカステラも焼き立てです。

 

敷地の中心部にはだだっ広い田んぼが広がっていて、たねやの本社屋も見えています。

不思議な建物は東大名誉教授の藤森昭信さんです。

 

全体的にジブリっぽい曲線と木や稲などで昔の日本の原風景っぽい

雰囲気がありながら、どこか人工的なおもしろさもある感じ。

また、ラコリーナだけのクラブハリエのショップはなぜかアメリカンヴィンテージ風で

その対比も効いていました。

限定のお土産も買いました(ひつじのティミーは無関係)。

 

基本的にはだだっ広い田んぼや森の中に、ちょこちょこフォトスポット的な

モニュメントがあったりもしますが、適当に置いといたよって感じで

お菓子を作っているところを見せる、ということと出来立てを食べられる、

という以外は他の店舗とは違う特別感はありません。

だけどなんかすごくいい場所。いて心地のいい場所でした。

どうりで続々と観光客がやってくるわけです。

 

和菓子のたねやは近江八幡発祥。ラコリーナ近江八幡はたねや哲学を具現化した

場所なんだそうです。その内容は、たねや四代目社長が書いたこの本に

書かれていました。

運よく図書館で見つけてフライングレンタル。(おもしろかったので購入しました)

この内容についてはまた改めて。

 

 

改札ではいつもまごまご、月曜日は大体忘れ物をして
取りに帰る、バッグの中身を整理するという概念がない、
そんな手荷物ポンコツの私ですが、快適な持ち物環境を
日々コツコツと試行錯誤しようやく光明がさしてきました。

手荷物ポンコツの人は出先でジュースこぼしたり、爪が割れたり、ケガしたりと
いろいろハプニングがあるのでミニマリスト()みたいに
極小財布とケータイしか持ち歩きませんみたいのも不安です。

 

大体普段会社に持ち歩く持ち物はこれくらいあります。




ごく一般的じゃないでしょうか。私は出先で化粧直したり急なお泊りと
ないのでメイク道具はリップしかありません。
もしかすると少ない方かもしれません。
この細々とした持ち物を、まあこんな感じでまとめると思います。


私もこうやってました。
ただ、お分かりになる方いると思うんですが手荷物がポンコツの人というのは
多くの入口(選択肢)があるとこの中から必要なものを取り出すときに非常に苦労します。
出先で一回バッグの中身ひっくり返さないとならなくなります。
だったら、たくさんポケットやホルダーのついた男性のビジネスバッグみたいのや
バッグインバッグを使って、物の定位置をつけてあげればいいじゃないと
思いますよね?
こういう釣りしてるおじさんみたいなポケットがいっぱいついたバッグインバッグとか
私も使ってみたことありますよ。


しかしですね、手荷物ポンコツちゃんは取り出すときはサッと出したいけど
しまうときはガサっとノールックでぶち込みたいというわがままブレインなんですね。
こんなバッグの中で整理整頓できるなら最初から悩みませんね。

手荷物ポンコツの人のバッグは、中にせいぜい小さいポケットが一つくらいの
いろいろ仕切りとかポケットのついてないシンプルなトートバッグタイプがおすすめです。
私は長らくロンシャンの軽い斜め掛けできるナイロンバッグ、プリアージュネオの
シリーズを仕事もプライベートもほぼ一択で使い倒しています。


これは小さい内ポケットが一つだけついているので、そこに自転車のカギと名札を入れています。
細かく仕切られてても100%使わないですし、しまう場所がたくさんあると
余計混乱するからです。ポケットがたくさんあるバッグも持っていましたが
そのポケットから何年も前のペンやリップクリームが出てくる不思議なポケットになりました。

じゃあどうしたらいちいちバッグの中をがさごそがさごそ探したり
バッグを変えるたびに忘れ物をするのを無くせて、(なるべく整理整頓せずに)
素早くほしいものを取り出せるようになれるのか日々試行錯誤しました。
そこでおおよその着地点、このくらいならやっていけそうだなとい
形が見えてきたのでお知らせします。



第一には、なるべく機能をまとめることです。
これは以前、異なる持ち物を一つにまとめることで忘れ物を防ごうということで
フェイラーのハンカチポーチや、キーホルダーと定期入れが一体化した
パスケースなどを紹介しました。今もこの方法でうまくいっています。

http://latest.tamax.hiho.jp/?eid=444

第二に、大きく2つ(くらい)に分けることです。
手荷物ポンコツとして理想的なのはすべての持ち物を細かく分けず
ガッサッと一まとめにするのが一番向いているのですが、そうする
取り出したいものを見つけるのに時間がかかってしまいます。
そこで、私は常に持ち歩いておきたい一軍の中の細かい持ち物を大きく二つに
ばっくり分類しました。
・ペンや手帳などの文具類
・ティッシュや薬や絆創膏、マスクなど衛生用品
入口が二つならなんとかなります。



さらに第三のポイントは「見える化」すること。
手荷物ポンコツの人は包まれたり覆われたりするとそれが存在していたことを
忘れてしまう忘却の彼方の住人です。
たとえポーチにリップが入っていても、目に見えないとコンビニで
買ってしまったりすることになりかねません。
するとタイムリーにも、あの保存容器のジップロックが食品以外を入れる
「ジップロックスタイル」というシリーズを登場させました。
サイズ展開もあり、ジップロックですから中身は丸見え。


これぞ究極の手荷物分類!
と、思いましたがさすがに普段のバッグの中がジップロックで占められて
いるのは気分もアガりませんね。

そこでオススメするのが子供服メーカーの老舗「ファミリア」のクリアケースです。


私は子供用にも自分用にも何個も持っているくらいお気に入りなんですが
ハガキサイズの小さめの大きさで500円、A5サイズくらいで700円です。
ファミリアなのに安い、というのも大事ですがこのケースは表側が透明なので
中身が見えるのです。
私は大きい方に衛生用品、小さい方に文房具を入れています。結構パンパンですが。


ファミリアなので子供じゃなくても大丈夫ですし、とくにこのケースはペールカラーで

大人っぽいです。
バッグを変えるときも、このポーチごと二つ移動させるだけなので楽です。


大きく2つに分けて、見える化する。
これが手荷物ポンコツには大事でした。

この法則は財布にも言えます。

以前は二つ折りで、仕切りやポケットのいくつかついたものを使っていましたが
支払いの時にやっぱりもたつくことが多かったです。
というのも、「現金」と「クレジットカード」という支払いに必要なものと
たまにいく店のポイントカード、保険証、図書館のカード、切手、クーポンなどが
あちこちに潜んでいてやはり混乱していたからです。
今使っている財布はトリーバーチのものなのですが、実はこれ、「スマートホンリストレット」
と言って、厳密には財布ではなくスマートホンを入れるマルチケースなのです。


なので大きさも長財布ほどは大きくないのですが、ちゃんとお札、カード入れ、小銭入れも
ついています。


開いて右側の方が「日々の支払いに関するもの」で、左側は「その他」に大きく2つに分けられます。
カード入れは8枚分ついていますがあえて全部入れずに、ほぼ毎日のようにいくスーパーのカード、
メインバンクのキャッシュカード、ポイントカードの4枚だけにしています。

(選択肢が多いと混乱するからです)

そのほかのものはすべて左側の、本来スマートホンを入れるマチ付きのポケットに
しまっています。


イレギュラーのときはそちらを見ればいいのです。
手荷物ポンコツには入口は少ない方がいい、ということです。
このトリーバーチのスマートホンリストレットは、手荷物ポンコツの人にうってつけで
トリーバーチのほかの財布よりも安いので、おすすめです。
物によってはお札を折らないと入らなかったりする型番もあるみたいなので
ご注意ください。

※iphoneのサイズに合わせて段々大きくなってお札も入るように

なったようです。

 

選択肢とか見える化とかかっこいいようなこと言っていますが、要はポンコツだから

自分にわかりやすく、かつ優しい妥協点を見つけようねということです。

一か月に一度は子供と図書館に行きます。

 

自転車で5分くらいの距離に、区の中央図書館があります。

これはすごいことだなって思うんですよね。

うちの区の中央図書館は何か特化した切り口でやってるとか

イベントが多いとか特徴のあるわけではない普通の図書館ですが蔵書数は

かなり多いですし、点字本や大型本の所蔵もあります。

自転車で5分でそういう場所があるのは非常に恵まれています。

息子にはこの先もいっぱい活用してもらいたい。

私も母が活字中毒で常に本を月20冊近く借りていないと気が済まない

人だったので、小学校から高校まで地元の市立図書館に定期的に通っていました。

あの図書館体験というのは今でも大切な思い出です。

そんなに大した本は借りてなかったですけどね。

 

今は息子の絵本と、自分の犯罪心理学とか未解決事件・猟奇事件のルポものとかを

主に借りています。絵本と犯罪しかない借り出し履歴。

最近どっかの図書館が利用者の履歴を警察にこっそり渡していたという

問題になっていましたけど、私見つかったら怪しまれますね。

 

それはそうと、絵本のところにいる時間が一番長く、自分の本は適当にパッパパッパ

選ぶしかないんですが、子供のおかげで改めて良さを実感できたのが馬場のぼるさんの

有名なシリーズ「11ぴきのねこ」です。

自分が子供の頃ももちろん読んだことあったと思いますが、全シリーズ読んでみて

こりゃとんでもねえなと思ったのでご紹介したいと思います。

もともと馬場のぼるさんはイラストレーター、漫画家です。

それも新聞や雑誌に載っているような短い風刺漫画とかを得意としていた方です。

「11ぴきのねこ」は6タイトルしか出ておらず、5年に一冊とかのスローペースだった

ようです。

 

11ぴきのねことは、とらねこ隊長という1匹の猫と、その他大勢の10匹の猫たちが

織りなす日常のドラマです。

みんなおんなじニマーとした顔をしたなんともいえない可愛い猫たち。

そんな猫たちのほのぼのとした可愛らしい様子が描かれてるんだと思うでしょ?

ところが違うんですよ。確かにほのぼのはしてるんですけどね、多分に不気味な猫たちなんですよ。

彼らは良心的な生き物かというと、それは一般的に我々が思う「いい人(猫)」では

ないんです。

結構サイコパスです。この猫の性格付けが今までの絵本の中に出てくるどの

キャラクターにも当てはまらないんです。

ほとんどの寓話の中の「無邪気な存在」(子供や動物)は、大人がイメージする

ものなのですが、11ぴきの猫は、ときに冷たく、残酷で、好奇心の塊で、

常に飢えていて、そして素直なんです。

ものすごく素直。私は素直というのは単純バカのことを指すのではなくて、

「折れ曲がっていて複雑なことだ」と思うのですが

まさに、猫たちはそうなんです。

そしてその猫たちの姿って、本当の「子供」と同じなんですよ。

 

11ぴきのねこの絵本は6作品あるんですが、話のパターンは決まっています。

異物がやってきて

コミットして

伏線が回収され

一度は必ず読者の期待を裏切り

カタルシス的クライマックスがあり

ラストに「引っかかり」を残す

 

最高の映画の方程式かと思うでしょ?これが子供向けの絵本なんですよ。

どの作品もそれぞれ大好きなんですが、中でもとりわけ私が唸ってしまったのは

「11ぴきのねことあほうどり」です。

この話はまず11ぴきのねこたちがコロッケ屋を開業しましてそこそこ繁盛しているところから

はじまります。掴みはオッケーです。

ところがすぐにコロッケ屋はブームが去って、11ぴきのねこたちは毎日少しずつ余るコロッケを

自分たちで食べることになります。

これタピオカじゃなくてコロッケというのがポイントですね。揚げ物ですからね。

次第に猫たちは飽き飽きして、とりのまるやきが食いたくなってきます。

そこになんと、コロッケを食べたいというあほうどうりが自らやってきます。

鴨がネギ背負ってやってくるどころか、とりのまるやき食いたい猫のところに、鳥が丸腰で

自分からやってくるわけです。

猫たちは欲望をふつふつ煮えたぎらせつつも、あほうどりにコロッケを振舞います。

このあほうどりは3個以上ものが数えられないので猫たちはバカにします。

もうコイツは知能なんてないし、ただの食料だと思って舌なめずりしています。

さあ殺して食べようかとなったとき、あほうどりは「私の故郷には兄弟が3わと3わと3わと2わいます。

兄弟にもコロッケを作って食べさせてあげてくれませんか?」と言い出します。

人数分おるやないかーい!猫たちはウヒョーとなって、のこのこあほうどりについてあほうどりの

ふるさとの島にたどり着きます。もう心はワクテカしちゃってニャゴニャゴ言っています。

別室に通されて、あほうどりの兄弟たちを待つ猫たち。

そこに一羽ずつあほうどりの兄弟が入ってくるのですが、段々と身体がでかくなっていき

最後に入ってきた11羽目は...

無茶苦茶こわくないですか?家壊れてるし。

猫たちも慌てて乗ってきた気球に飛び乗ってとんずらしようとするのですが、こうなります。

さらなる恐怖。

最後は、めちゃめちゃ食うあほうどりに嫌というほどコロッケを作らされる猫たちなのでした。

 

これは伏線といい展開といいオチといい、上質すぎる。

このあほうどりが敬語使ってるとこもね、目つきとかもね、すごくいい。

「あほうどり」というバカだと思っていた存在にしっぺ返しをされる話なんですが、あほうどりは

無邪気にコロッケ食べたいだけなんですよ。

そこが面白いんですが、読み終わった後、最初にやってきた3までしか数えられない

愚かなあほうどりは、もしかしたら一枚上手だったんじゃないか、そんな引っ掛かりが残るんです。

バカだと思わせたものが本当は賢いかもしれない、なんて一本の映画か、文豪の純文学ですよ。

それをこんなシンプルに子供にもわかるよう表現できる馬場のぼるさんがひたすらすげえ。

しかも大人が読んでもこれだけ驚きと感動を得るのに、子供に読み聞かせても大ウケなのが

またすごい。

 

馬場のぼるさん自身も、朴訥としたのほほんとしたお人柄だったようで、あの同業者に嫉妬しまくる

手塚治虫も彼には心を許して、非常に親しくしていたそうです。

馬場のぼるさんは手塚治虫のような作品は描けないかもしれませんが、手塚治虫も嫉妬もできない

くらいの才能の持ち主だったんだなあと思います。

 

絵本に興味がない、どちらかというと説教臭くて好きになれないとか、子供が苦手な人にこそ

11ぴきのねこはハマると思うのでぜひ図書館に行ったら全シリーズ読んでみてもらいたいです。

ニャゴニャゴ。

 

休日にチャリンコで墨田区の方まで行った際、

巨大なことで有名な「白髭東アパート」に足を踏み入れました。

ちょうどお祭りをやっていて出店も出ていてにぎわっていました。

 

白髭東アパート、私もはじめて見たんですけどアパートどころか

城塞ですね。隅田川に沿って1キロにもなる横になっがーい

巨大な壁なんですよ。

それもただのでかい団地ではなく、いざというときには防火壁と

なり壁から水も放出するっていう目的をもって作られてるんですよ。

どの団地も目的があってできているところが普通の住宅とは

違って魅力の一つではあるんですが、白髭東アパートほどになると

目的がでかすぎます。

他人が住んでいる場所を好奇の目で見るのはあかんとは思うんですが

明らかに「特殊」じゃないですか。

ファミリー層がたくさんいましたが、ここで育った子供たちは毎日

この閉ざされた高い壁の中に帰ってくるんですよ。

どういう生活なのかなって純粋に興味があります。

保育園も団地の中にいくつもあって、受け入れ態勢ができています。

出入り自由なので、中にも入らせてもらいました。

15〜16棟はあったと思います。築年数は30年くらいでしょうか。

棟と棟の間には花壇や植樹のある中庭があります。

この棟と棟の間に挟まれた中庭で、遠く高い空から降り注ぐ

光を感じていると、ラピュタの炭鉱の町を思い出します。

 

写真では伝えきれないくらいエモくてエモくてその場を立ち去りがたかったです。

私は自分も小学校時代官舎で育ちましたから団地には親しみを持っていますが

白髭東アパートはレベルが違いすぎる。

森田芳光監督の『家族ゲーム』の舞台になっている湾岸の巨大マンションなんかも

そうですが、実際に住むのは勇気がいるけれど、どこかに憧れもあって

一週間くらいホームステイしてみたいなと思うのです。

時間の都合で昼過ぎくらいまでしかいられませんでしたが、灯のともりだす夜や

雨の日なんかもすごくいいだろうなー。

 

さっそく家に帰って来てからインスタで「#白髭東アパート」を検索しまくりますが

やはり建物好きで写真を撮りに行った人が出てくるだけで、実際にそこに住んでいる

人のアカウントは見つけられませんでした。

白髭東アパートはインスタやらないのかな。

それでもあふれ出した団地へのあこがれが止められず、「#団地暮らし」「#団地生活」

などのハッシュタグで実際に団地住まいの人が何人か出てきました。

脊髄反射的にフォローしましたが、団地に住んでるのはいいんですが、タイルなんか

貼ってフレンチカントリー風(笑)にDIYしてたり、流木にハンガーをかけたり

している人は外しました。

私が見たいのはそんな小細工をしているのではなく、団地を団地として団地らしく

暮らしている人なのです。

キッチンにはジェームズマーティンではなく、チャーミーグリーンを置いてほしい。

窓辺には多肉植物の寄せ植えではなく、伸び切って化け物みたいになったアロエの

鉢を置いてほしい。

わかりますか?この違い。

 

 

これまで献立や日々の夕飯作りについて試行錯誤してはブログに

書いてきました。

http://latest.tamax.hiho.jp/?eid=410

http://latest.tamax.hiho.jp/?eid=413

http://latest.tamax.hiho.jp/?eid=414

http://latest.tamax.hiho.jp/?eid=426

 

私と同じく料理が苦手、めんどくさくてしょうがない、食費もかけたくないという方に

いい料理本を紹介したいと思います。

著者はインスタグラムなどで人気の、mizukiさんという料理家の方です。

華奢な体で、ブログとかでも料理・お菓子などレシピを太っ腹にアップしてくれている

mizukiさん。

その中でもこちらの本を本屋で見かけてピーン!と来て買いました。

「出汁はとらない。にんにくやしょうがはチューブで」

心強いフレーズが書かれています。

この本のコンセプトは「材料が2つだけ」ということ。

かねてから私は家庭料理のレシピって材料多すぎないかと

思ってたんですよ。

 

豚肉

キャベツ

玉ねぎ

にんじん

もやし

しめじ

えのき

じゃがいも

たけのこ水煮

トマト缶

トマト

生クリーム

しょうが

にんにく一かけ

小ねぎ

......

 

どんだけあるんじゃい!ってなりますよね。

mizukiさんのレシピは調味料以外の材料は絶対に2つ。

調味料も大体チューブにんにくやマヨネーズなど安価で冷蔵庫にあるもの。

それなのに、美味しいんですよ。

言っておきますが名高い料理研究家の方とは違って、ジャンクな味です。

深みとかはないんですけどね、間違いない味。

いわゆるおふくろ系の味なんですよ。食べ盛りの息子が3人いるような。

男性子供にはウケがいいですよ。

苦労して手間かけて複雑な味作り出したのに、家族には首傾げられる、

そんな思いもうしなくていいです。

信じましょう、チューブにんにくと、マヨネーズと、バターと、醤油と砂糖の力を。

 

材料が2つって言ったらいわゆる普通の家庭料理に慣れている人は

心配になりますよね。大体どのレシピも4〜5つの食材必要ですからね。

安心してください、これが実際やってみるとですね。

「材料って少ない方がキマるな」って思えてくるんですよ。

料理の王様・中華料理見てくださいよ。

回鍋肉…キャベツ・豚肉

エビチリ…エビ・ネギ

マーボー豆腐…ひき肉・豆腐

空心菜炒め…空心菜

など、材料が2つくらいなんですよ。

材料が多いと、いろいろ栄養は摂れるけど結局最後は「肉野菜炒め」に

なってしまって味がボケてしまいます。

料理が苦手な人ほど材料をシンプルにするのはおすすめです。

 

mizukiさんの本には、材料が少なくても寂しく見えないコツとして

濃い色の皿を使う、ということやレタスやミニトマトなど添えるだけの

野菜で見た目を良くするなどと書かれています。

私も基本的に皿は黒や紺、グレーなど濃い色しか使っていません。

イッタラのティーマです。

 

mizukiさんのやみつきレシピに出会ってから材料を2つになって下ごしらえは

ラクだし味付けも決まるし、食費も抑えられるしいいことづくめです。

とくにこのやみつきチキンというレシピがすごく美味い。

芋と鶏肉だけです。

 

mizukiさん自身摂食障害に苦しんだ過去があったり未婚の母だったりいろいろ

闇がありそうで、それだけにやみつきレシピにも含蓄があります。

これからもシンプルで美味しいレシピ作っていただきたいです。


平成も終わりますね。

 

HEISEIの最後の日にSOUKAでSENBEIを焼いてきました。

餅煎加草の福一うそるまさんです。

 

ではなく、草加煎餅のまるそう福一さんです。

月曜から土曜まで540円で煎餅の手焼き体験をさせてくれます。

若い工場長(社長?)のお話を聞いてから工場の中へ。

今まさに灼熱の工場内で煎餅がペッタンペッタン作られているところなど

を見学。焼き場の中心となっているのはバングラディシュ人の女性でガラス越しに

にこやかに手を振ってくれました。

その後ビデオを見たりクイズをしたりしていよいよ煎餅焼き体験へ。

 

「おせんべおせんべやけたかな」というわらべ歌は、本当に煎餅の

表裏をひっくり返すリズムなんだそうです。

これがなかなか箸で返すの難しくてね。

あとやっぱり灼熱地獄。旦那は眼鏡のレンズが溶けました。

 

焼けたら今度は醤油タイム。

教えてもらったとおり、ちゃんとヘリまで醤油を塗り込んでいた息子。

話よく聞いてんなー、やっぱり私に似てないなと感心。

 

こんな感じで出来立てのお煎餅のお持ち帰り分もあります。

 

HEISEIの最後の日に伊勢崎線の獨協大学前からさらにバスに

乗ってまで来ましたが、社会科見学みたいで楽しかったです。

それはそうと、青森の高校時代、女子に人気のあった若い男性英語教師が

いたんですけどね。その人が獨協大出身で、ずっと「俺は東京の大学を出た」って

ことあるごとに東京東京うるさかったんですが、おい!埼玉県じゃねーか!

HEISEI最後の日に獨協大前なんて行ってそんなことを思いました。

そのころはまだHEISEIははじまったばかりだったんだなぁ。

 

以前子供が観るのに理想的なアニメとして『おさるのジョージ』を

挙げましたが、そんな時期はあっという間に過ぎ去って、4歳に

なった今は『クレヨンしんちゃん』や『シンカリオン』に夢中です。

今でもジョージは好きですが、日本には面白いアニメやマンガが

多すぎるんですかね...

 

しかもくやしいことに、クレヨンしんちゃんは大人が観ても面白い。

シンカリオンとか一緒に観てるけどなんにも頭に入ってこないし

いつも同じ話に見える。

でもクレヨンしんちゃんはちゃんとストーリーの起承転結が入ってくるし

キャラクターは覚えていくし声を出して笑うことまであるんです。

元々大人向けの漫画でしたから、当然と言えば当然ですが、子供に

チャンネルを奪われていても苦痛じゃないアニメはしんちゃんだけ。

実は女性に対しては年齢や容姿を揶揄したり、男性に対しても足臭や

オカマを嘲笑したりと、なんでtwitterではすぐ炎上するのに

しんちゃんは許されてるんだろうと不思議なところもありますが。

 

 

そんなしんちゃんの聖地、春日部に行ってきました。

春日部に「エンゼルドーム」というクレヨンしんちゃんのプチテーマパークと

いうようなかなり良くできた児童館のようなものがあるからです。

児童館なのでもちろん無料。

春日部駅から結構歩きます。

 

外に大きな遊具が数点。

ながーいローラー滑り台も。

 

室内も広い。

 

フォトスポットも。

 

なんと!夏場はウォータースライダーとじゃぶじゃぶ池もあるそうです。

定期的に料理教室や工作教室などのワークショップも開催。

これで無料はすごすぎる!

春日部に行くのに抵抗がなければ一度足を伸ばしてでも訪れる価値あり。

 

 

それにしても街全体がしんちゃん色に染められている春日部、それを

受け入れている春日部市民すごいですね。

 

 

 


負け組温泉こと鬼怒川にまた行ってきました。

 

私が鬼怒川が好きなのは見事なまでの時代に取り残されている

タイムストップ感があるからです。

駅周辺はまだ少し活気もありますが、離れれば離れるほど

廃墟・廃墟・廃墟の連続。

廃墟巡りとしても非常に楽しいのが鬼怒川です。

 

今回は鉄道好きの息子がいるので、行きは新しくできた急行

リバティで、帰りは最近どっかから連れてきたSL大樹に乗って

帰ろうというプランです。

一日目はエーデルワイススキーリゾートというスキー場に16時ころまで

閉じ込められました。スキー場としては雪質もコースもいまいちでしたが

家族連れでにぎわっていました。

うちも来といてなんですが今やヤンキー的な一家しかおらず、

「スキー場に家族で来る」と「レンタルDVDを借りる」という絶滅行為は

ヤンキーの方々が細々と継続してくれているんだなと思いました。

 

鬼怒川駅に着くと、駅舎がリニューアルされており真っ黒い。

鬼怒川全体がSL大樹に寄せてきていることが伝わってきます。

一日数回開催されるSL大樹の回転タイム。

駅ナカに新設されたカフェの名物黒ソフト。

イカスミブームを思い出します。

 

鬼怒川としてはSL大樹と黒に賭けているといったところ。

泊まったホテルは横に長い建物で、以前は鬼怒川を眺められる

部屋が売りだったのでしょうが、今は反対側のSLが走るのを

見られる部屋の方を推している感じでした。

 

 

次の日はそのSL大樹に乗って下今市というところにある酒蔵の見学に

行きました。

片山酒造という家族経営の歴史ある酒蔵をおかみさんの案内で

無料見学させてくれます。

参加者は我々のほかに女子大生グループでしたが、

「酵母がなかった昔は若い女性が口の中に入れて菌をつけて…」という

話のところで「君の名は」「君の名はだ」とざわめいていました。

 

 

SLもいいけど川も!朽ち果てていく廃ホテルも!忘れないで!

バブル崩壊とともに時間の泊まった幻の温泉街として売り出す方が

突然出てきたSLよりストーリー性があっていいような気がしますが

なかなかそうもいかないでしょうね。

 

 

 

 

 

 

 

今年に入ってからジェンダーにまつわる広告が燃えて燃えて仕方ないですね。
年明けの西武そごうの安藤サクラパイ投げポスターからはじまり、グリコのママの声
翻訳アプリなど。
どちらもフェミ感度の高い方から見ると「何を言っているんだね」という
内容で、女だから・男だからという古典的な見方ではすべてが偏見に取られてしまう
アッチッチの状況です。
グリコの例については、子供を持つ男性向けに作られていて、奥さんがこんなことを
言い出したら、こう返して円満に。という「おー嫁はこわい」あるあるだったのですが
それが奥さん側に見つかっちゃって怒りを買った経緯です。


実はグリコのターゲットは男性に向いているんじゃないかと思うことがあり、
綾瀬はるかやガッキー、深キョンなど男性がいかにも好きそうな芸能人の起用、
CM史上に残るエロい商品「ドロリッチ」がありますしね。


今回の翻訳アプリが男性向けに作られていたのも頷けます。



広告を受け止める側の度量も狭くなっているのかもしれません。
かつて広告は「受け止めてほしい人だけに」届けばよいものでした
YOUTUBEで昔のCM入りのドラマ映像とか見ているとよくわかります。
女性向けの下着のCMでは乳首が透けている外国モデルがくねくねしていますし、
子供が見たら怖くて泣き出しそうなものもいっぱいありました。
今こんなの放映したら、あっちこっちから苦情が来るでしょうね。
昔はもしかすると、これは自分には理解できないけどそれは自分が対象じゃないからだと
違和感をそっと飲み込んでおしまいにしてきたのかもしれません。
でも今は発信されたものはどんな人が目にした場合も想定して作らないといけません。
大変ですね。

そんなときにさらに大きく炎上したのがロフトのバレンタインの広告でした。

竹井千佳さんという若い女性に人気のあるはずの、ちょっと毒っけのあるブサカワな

女の子の絵を描くイラストレーターを起用して、バレンタインに一見仲が良さそうな

女の子たちが裏ではディスりあったり足を引っ張りあっているという一連の広告。

これがなんだか無茶苦茶反感を買ってしまい、バレンタインを前に途中で広告を

取り下げる事態にまでなってしまいました。

散々使われてきたネタだし、面白みに欠けるとは思うけどそんなに怒られるほどの

ものかな?これに反感を抱いた人の意見は「女の子同士はこんなに陰湿じゃない!」

「バカにしている!」というものだそうだけど、女同士は陰湿ですよ。

私にだって思い当たるところはあるし、でも違うなというところもある。

女同士って本音と建て前はあるし、その場その場でころころと変わるし、

でもそこがいいところでもあるってことを表現できたらよかったんじゃないですかね。

たとえばだけど、普段は明らかに敵対している女性キャラクター二人が

バレンタインの前だけは一緒にチョコまみれになりながら意中の人への手作り

チョコを作ってるとかさ。

キャラクターをそのまま使うと単純だから、外人モデルに片方はオレンジ色の髪をお団子に

してもらって、片方は黒髪でコック帽被せて、二人の間に食パンが置いてあったりしたら

オシャレだよね。

さらに二人が作っているチョコも、カラフルで映え系のと正統派チョコで、あなたは

どっち派?みたいな企画にしたり。

素人考えだけど、この方が女同士の現金さ、それでいて憎めなくて可愛いところが

表現できたんじゃないかと思うんですよね。

 

後からガヤガヤ言っても仕方ないことですが、受け止る側がそんなに何に対しても

「自分が対象だ」って思わないことが、大事じゃないかと思います。

なんでも自分に向けて言われている、と思ってたら疲れるじゃないですか。

母の日だって自分が自分のお母さんにだけ感謝してりゃよかったものを、今はなんだか

わからないけど夫が妻に対してなんかあげたり、もう孫のいる祖父母までいつまでも

母の日父の日の対象でいようとする。

誰も対象から外れようとしないから、何もなかったときに文句が出たり、がっかり

したりするわけで。

 

何事もそんなに対象範囲は広くないよ、一部の人にだけ届けたいんだよってことを

上野クリニックの最もピンポイントでダイレクトなCMに学びましょう。

 

 

 

 

パリから帰ってきておにぎりを食べて落ち着きました。

 

人生はじめてのパリは、非常にカルチャーショックでした。

というのも、絵ハガキのようなイメージ通りの「Paris」は

言っても要所要所で、あとは適当に近代化されてるんだろうなと

思ってたんですよ。

 

ところが実際パリの街を歩いてみてびっくり。

どこを見ても絵ハガキ。どっちを見ても風格。鼻くそをほじってもオシャレ。

パリと比べたら東京のチープさ、猥雑さにがっくりくるくらいです。

でもその逃げ場のない美しさに、ちょっと疲れたというのも本音です。

美人は3日で飽きるとも言います。

日本(東京の)街の良さは、視点の角度によっていっぱい逃げ道があるところです。

今はまだ戦前か?みたいな懐かしい三丁目の夕日的風景もあれば、イケイケのアーバンシティもある。

ちょっと足をのばせば小京都のような古い歴史的建造物にも出会える。

電車で都心から1時間も離れずに、田園風景が現れたりもする。

そういうところが日本の町並みの良さだなと思います。

 

帰りのカタール航空の中でも映画をいっぱい観たんですが、その中にウェス・アンダーソン監督の

『犬ヶ島』がありました。

ストップモーションアニメによるチカチカした動きや、ウェスアン独特の

間に加え、「ヘンテコジャパン」という要素がおもしろい仕上がりになっていました。

メガ崎市は今よりも未来なので高層ビル群やメカの進歩は甚だしいんですが、市民は

ブラウン管みたいなテレビを観ていたり、草履を履いていたりと、近未来と昭和初期が

共存しているような世界なのです。

 

このメガ崎市=東京の描き方には心を奪われましたね。はじめてウェスアンのDVDほしいと

思いましたからね。

実は兼ねてから、外国人(主に欧米の)が感じている「日本の魅力」と、日本人が

自分の魅力だと思っているところがズレているんじゃないかと思っていたんです。

日本人て不思議なものでね、綺麗に作りあがっている部分だけがみんなに見えているすべてだと

信じてるところがあるんですよね。

これは浄瑠璃とか神楽とか、舞台文化の名残なんですかね。

動かしている人形の部分が「見られるべき部分」で、それを動かしている黒子の部分は

見えないものとして暗黙の了解があるというか。

だから観光地でも美しい古い町並みや寺社仏閣、都会なら高層タワマンやスカイツリー、

近代建築のブティックが立ち並ぶ情景だけが魅力だと思いがちなんです。

でもね、人間の眼球ってもっと広範囲に見えるものですから。

木造の歴史ある建物や貴重な史跡のすぐ隣に、プレハブみたいなコンビニや消費者金融の

看板だらけの雑居ビルがあるのが日本なんですよ。

豊洲の未来的シーンの足元に、江戸時代の香り漂うパンチの効いた佃の風景があるのが

東京なんですよ。

舞妓さんとか浮世絵みたいな世界観と、顔からはみ出そうな瞳のアニメ絵やエロマンガが

共存しているやばみがNIPPONなんですよ、今や。

 

メガ崎市は日本のそういうパラドックスで頭おかしい感じを再現した街で、本当に

素晴らしかった。東京の目指す姿はこれだよと思いましたね。

メガ崎市に引っ越したいくらいですよ。

夕暮れ時もいい。

 

夜景もいい。